ワルシャワ市内からトレブリンカへ
ワルシャワ中心の公園のコルチャック像 ここになぜこの像があるのか?
1942年8月5日か6日、コルチャックと子ども達が当時ワルシャワ・ゲットーの中の小ゲットーのある建物のなかで
生活させられていたその場所がこのあたり。ここから、北のゲットーのはずれの駅(積換場)まで"最後の行進"を開始する。
コルチャック孤児の家記念館 この建物の基礎はコルチャックの時代の建物 第二次世界大戦時、建物の五階部分
が被害を被りなくなったが、本体は残り、この記念館には全世界のコルチャックの研究書などが収められている。
この建物の中で、子ども達が自治(仲間裁判など)に基づく生活をした。
7~14歳の男子50人、女子50人。100人の子どもは100人の人間・・・。100通りの心臓の鼓動・・・
コルチャック記念館内部 昔食堂兼ホールであったところ。現在は記念展示物が飾られている。ここで会議やコルチャック
の生涯や思想についてのレクチャーなどが開催される。世界か~研究者や関心をもつ人々のツアーが訪れる。
国立ポーランドユダヤ博物館 ポーランドのユダヤ人の歴史やコルチャックもその歴史の一コマ
以前からこの向かいにあるユダヤ人ゲットー記念碑があったところに開設された国立歴史博物館

コルチャック最後の行進ルート(地図下から上へ赤黒点線)
おおよそ2-3kmの距離の道程を2時間から4時間(あるいは8時間)かけて行進。
積換え場での証言。「暑い日差しの日でした。……行進する孤児の先頭にはコルチャックが。私はけっして
その光景を忘れない。それは貨車への行進ではなく、ドイツの野蛮に抗する沈黙の抗議です。
子どもたちは4列を組み、先頭をゆくコルチャックは両腕に2人の子を支え、眼を天空に向け行進を導きます。
ワルシャワユダヤ人墓地の像 ワルシャワ市の中心にある墓地 ザメンホフなど著名なユダヤ人たちの墓も並ぶ。
"最後の行進"に関しては、目撃者などによる証言や伝説が、行進の直後から、様々に伝えられている。この銅像
はその中のひとつの最も典型的なコルチャック"像"である。

トレブリンカの線路枕木 トレブリンカの中央モニュンメントに向かう最終駅近くまで
まるで棺のようなモニュメントが続く

トレブリンカモニュメント センターに位置するモニュメントとここに唯一固有名詞の墓標「コルチャックと子どもたち」の石碑
* トレブリンカは、ワルシャワの北東100kmのところにあります。 車・バスをチャーターする必要があります。